悪評の高いハウスメーカーの特徴を解説します
2019年10月26日
ハウスメーカーには消費者から評判の高い会社がある一方、悪評が目立つところもあります。その違いを知ることは、ハウスメーカーを知る上で大切なことです。評判の高い会社には例外なく良い担当者がいます。逆に悪評の立つ会社にはあまり優秀な担当者がいないのも事実と言えます。欠陥住宅もある程度は営業マンの態度や能力から予測することは可能ですし、優秀な営業マンから住まいそのものの出来を予測することも無理ではありません。
欠陥住宅を生じさせるのは会社のずさんな経営方針が原因であることが多く、単に担当者の知識不足が関係している訳ではありません。しかし、担当者の経験不足から、会社の特徴を読み取ることはできます。知識不足の担当者を許容している会社は、技術的な面に力を入れていないことがわかります。会社の特徴は担当者の挙動からも読み取ることができるので、展示場などで知り合う機会を設けたいものです。
悪評の原因は建てた後に欠陥が出る頻度が多いことが原因しています。建築後の欠陥の多くは防水関係と耐震関係が主になります。中でも防水は現場での施工の悪さが原因となっているので、ハウスメーカーの工事に対する態度が表面化します。すなわち、本社で良い研究開発がなされていても、現場の体制が完全でなければ欠陥が生じるはずです。ハウスメーカーのほとんどは自社で職人を雇用しておらず、職人や工事会社を下請けとして使うことで、工事を完成させています。
地元の工務店に依頼するならともかく、全国規模のハウスメーカーがする工事を素人が確認するのは難しいと言えます。ハウスメーカーの工事を欠陥なく行うためには、インスペクターの制度を利用することが考えられます。インスペクターはハウスメーカーからは独立した公正な検査機関として存在しています。採算者の目から工事をチェックすることで、欠陥を無くすことができるでしょう。工事をハウスメーカーに一任した場合は、どの会社に依頼してもリスクが残ることになります。
ハウスメーカーの評判はあまり当てにはなりません。人により価値観が異なるので、評価も違って当然です。しかし、ローコスト住宅で評判が悪い場合は、原因を想定することが必要となるでしょう。ローコスト住宅は標準設計により本領が発揮されるので、変更を加えると良さが少なくなります。ローコスト住宅で自分の好みを押し通した場合は、結果が良くなりません。その結果として評判が悪くなる傾向にあります。